救護
日本国内に数千件あると言われるマラソンイベント
あなたは、なにを基準に選んでいますか?
ランナーの完走サポートはもちろん
私たちは更なる安全・安心な大会を目指しています。
救護の目的
① 健康への意識を高め、事故を未然に防止すること。
② 参加者が安全に大会を終了できるよう支援すること。
③ 傷病者の応急手当を基本とし、その後の必要な医療を受けられるようにすること。
④ 安全に大会が開催・運営できるように協力すること。
⑤ 二次災害を防止すること。

救護の範囲
① 大会開催中における参加者・関係者・観客への対応。
② 医師の判断により緊急性の高い場合、もしくは高度な診察・処置が必要な場合、救急車による搬送を依頼する。
③ 医師の判断により、大会会場での処置が可能な場合は速やかに対応し、医療機関での診察を促す。
④ 軽傷の場合は、その場で対応する。
⑤ 大会関係者及び関係機関と連携し、傷病者の安全を優先する
※救護所では消炎スプレー、マッサージ、湿布等のサービスはありません。

安心・安全に楽しく走るために心掛けること

▼ 前日の十分な睡眠。
▼ 時間に余裕を持った会場入り。
▼ エネルギーの源となる補給食の携帯。
▼ こまめな水分補給。
▼ 常にマイペースで。
▼ 体調が優れない場合はリタイアする勇気。
▼ 地元の方たちとのふれあいを大切に。
救護体制
① 医師/看護師/理学療法士/消防職員/保健師
「救護本部」または「救護所」に待機し、怪我や体調不良への応急処置を行います。
② 救護本部
フィニッシュ付近にて怪我や体調不良への応急処置を行うほか、必要に応じて病院への搬送を行います。
コース上での緊急事態に備え、電話による救護サポートも行います。
③ 救護所
コース上10箇所に救護所を設置しています。
怪我や体調不良への応急処置を行います。


距離ポスト | 救護所名 | 設置場所 | 施設名 | |
---|---|---|---|---|
① | 0km | 救護所A | 南町2丁目 | 常陽銀行本店駐車場 |
② | 5.0km | 救護所B | 千波町 | 茨城トヨペット向 |
③ | 12.6km | 救護所C | 小吹町 | ケーズデンキスタジアム水戸 |
④ | 19.4km | 救護所D | 内原町 | 農業実践学園直売所 |
⑤ | 25.0km | 救護所E | 飯島町 | 多㐂川 |
⑥ | 29.3km | 救護所F | 見川町 | 水戸市土木補修事務所 |
⑦ | 33.2km | 救護所G | 千波町 | 千波湖西駐車場 |
⑧ | 35.0km | 救護所H | 千波町 | 千波大橋下 |
⑨ | 39.6km | 救護所I | 金町1丁目 | さわやか交通 |
⑩ | フィニッシュ | 救護本部 | 三の丸1丁目 | 茨城県三の丸庁舎駐車場 |
④ 固定AEDの配置
水戸地区救急普及協会の協力をいただき、コース等に計73台のAEDを配置し迅速な対応策を図ります。
AED配置箇所の目安
●救護本部または各救護所に配置
●大会本部・案内所・更衣室に配置
●コース上1㎞おきに設置している距離表示看板に配置
●コース上30.0㎞以降は約500mおきに配置
●千波湖畔コースは約300~400mおきに配置
●ランナー間を走行する収容車の一部に配置
※水戸市内のセブンイレブン、ミニストップ、ファミリーマート全店舗にAEDが設置されています。

⑤ 無線通信
日本赤十字社アマチュア無線奉仕団の協力をいただき、「救護本部」と、コース上の「固定AED」間の緊急連絡等に対応します。
⑥ 収容車(固定)
コース上に設置された「救護所」に収容車を各1台ずつ(約23・31・40km地点)に、待機収容車両を配置し、自力で歩けないランナーに対応します。
⑦ 収容車(移動)
ランナー間に収容車、ランナー最後方には収容バス1台を運行し、自力で歩けないランナーに対応する。また、一部の車両にはAEDを車載し、緊急時に対応します。
⑧ 医療従事者ランナー(メディカルランナー)
医師・看護師・救急救命士等がランナーとして参加しています。十字のデザインのナンバーカードをつけて走行し、コース上での緊急事態に対応します。


メディカルランナー用のナンバーカード
⑨ 医療通訳
大会本部にて医療に特化した「英語」通訳者が待機し、外国人ランナーの傷病者に対応します。
⑩ ランナーケア(会場)
リリー文化学園の協力により、メイン会場にてスタート前およびゴール後のストレッチ、マッサージ、テーピング処置等を実施します。
⑪ ランナーケア(コース上・フィニッシュエリア内)
茨城県柔道整復師会の協力により、コース上3箇所及びゴール救護所エリア内1箇所で筋肉・関節外傷の応急手当、アイシング、固定包帯、ストレッチ、テーピング処置等を実施します。
⑫ 医療機関への受診
茨城県救急医療情報システムをご覧ください。
https://www.qq.pref.ibaraki.jp/

ランナーケアの様子(会場)
救護体制配置図
救命講習の実施
① ボランティアリーダー/サブリーダーの約360名は、救命講習を受講のうえ会場およびコース上に配置し、ビブスを着用のうえ、ボランティアスタッフの指導にあたります。
② ボランティア説明会にて、ボランティアスタッフ向け救命講習(1時間程度)を実施しています。



ボランティアスタッフ携帯品
ランナーの皆様へお願い
■ 走路の安全確認/傷病者の早期発見/テロ対策等のため、競技車両、警察車両、収容車両、広報車両等がランナー間を走行しますので、ご注意のうえご理解ください。
■ 緊急時には救急車、警察車両、収容車両等、コース内に緊急車両を走行させる場合がありますので、予めご了承ください。
■ 緊急車両走行時には、スタッフの指示に従い、一時停止等のご協力をお願いします。
■ 救護所では、消炎スプレー、マッサージ、湿布等のサービスを行いませんので、ランナーケアブースをご利用ください。
■ ナンバーカードの裏面は、救護に必要な情報が集約されていますので、事前に必ずご記入ください。
■ 医療機関へ搬送された場合は、ナンバーカードに記された個人情報について医療機関および救急隊に提供することをご了知願います。
医師・看護師派遣協力機関
○ 一般社団法人 水戸市医師会
○ 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 茨城県済生会 水戸済生会総合病院
○ 独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター
○ 筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 茨城県厚生連総合病院 水戸協同病院
○ 水戸赤十字病院
○ 医療法人誠順会 クリニック健康の杜
協力団体
○ 公益社団法人 茨城県柔道整復師会
○ 一般社団法人 水戸地区救急普及協会
○ 日本赤十字社 アマチュア無線奉仕団
協力学校
○ 水戸市医師会 看護専門学校
○ 学校法人 リリー文化学園 リリーこども&スポーツ専門学校
医師のコメント

水戸黄門漫遊マラソン救護統括
水戸済生会総合病院 菊地医師
回を追うごとに増加するランナーに伴いリスクも増加している中、ランナーの皆さんには万全な体調管理はもちろん、決して他人事ではない危機感を持って、安全にマラソンを楽しんでいただきたいと思います。我々救護スタッフも一丸となって、より安全で安心な大会運営を目指し、ランナーの皆さんを全力でサポートしてまいります。
水戸地区救急普及協会 指導員
傷病者発生に備えその場に居合わせた方が迅速に、そして的確に対応できるよう大会前にボランティアスタッフの方々へ救命講習を実施し、また、大会当日は固定AED係としてAEDを携帯して沿道に立ち、スタッフ同士連携しながら一丸となってランナー、そして沿道で声援を送る市民の方々の安全を万全な体制で見守ります。

左から、鴨志田 真江 指導員
石野 奈緒美 指導員
大竹 恵理 指導員
藤野 八千代 指導員